落し蓋の代用品と使い方一覧|アルミホイル/キッチンペーパー/皿/クッキングシート
初回公開日:2017年09月20日
更新日:2020年08月28日
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落し蓋の役割
基本的に落し蓋は煮物で使います。そして、落し蓋をする意味は色々とあります。煮崩れしないため、少ない煮汁で味付けできるので経済的、味をしみこませるため、おいしく作るため、アクが取れるなどがあげられます。
煮崩れしないため
落し蓋をすることによってある程度の重さが上から加わり、具材を押し付けるので煮立っても具材が動かず煮崩れません。落とし蓋はある程度の重さがないとだめです。
しかし、重すぎると具材をつぶしてしまうので注意です。落し蓋の代用として使えるのは、お皿や木製の落し蓋など、ある程度重さのあるものがよいでしょう。もちろん他のものでも大丈夫ですが、お皿などのほうがより良いでしょう。
少ない調味料で味をしみこませるため
落し蓋をすることによって、沸騰した煮汁が蓋に当たり、具全体に行きわたらせてくれる役割をしてくれます。なので少ない調味料で具全体に味がしみこみます。また、少ない調味料で済むのでとても経済的です。
落し蓋の代用として使えるものは、アルミホイルやキッチンペーパー、お皿や木製の落し蓋など基本的になんでも適しているでしょう。味をしみこませるので具材と蓋が密着するものであればどんな落し蓋の代用ができます。
おいしく仕上げるため
煮魚の時にでる生臭さを落し蓋をすることによって生臭さをこもらないようにすることができます。意外と知らない人も多いと思います。これを知っておくと煮魚を作るときに落し蓋をしようと思うでしょう。
落し蓋の代用に適しているものは臭みをこもらないようにするので穴をあけて臭みを逃がせるものがいいでしょう。アルミホイルやキッチンペーパーに穴をあけて代用するといいでしょう。
アク取りに
落し蓋はアクをとってくれる役割もします。代用としてはアルミホイルキッチンペーパーが適しているでしょう。蓋を取る時に一緒にアクが蓋についてきて取れる形になります。アクをとる作業はとても面倒くさいです。ですが、落し蓋をすることによってアクをとる手間がなくなるのでとても楽です。
保温効果
落し蓋をすることによって保温することが可能です。時間が経って温めなおすところを、落し蓋をしていることによって少しの時間ですが温めを保つことができるでしょう。ですので、温めなおさずにおかずを出せるというメリットがあります。アルミホイルで落し蓋の代用をすることで熱がアルミホイルに残るので、少しの間であればより保温効果を発揮できるでしょう。
落し蓋の代用としてアルミホイルを使う方法
落し蓋の代用品としてアルミホイルが使えます。作り方は、鍋の大きさにアルミホイルを切って角を丸めて、箸などで適当に数ヵ所小さな穴をあけるだけです。すぐに作ることができて、使う鍋に合わせてすぐに作ることができるので、大きさが合わないということがなくて便利です。
また、家に必ずと言っていいほどほとんどの家に置いてあるものなので手軽に落し蓋の代用を作れるでしょう。長時間加熱調理してもアルミは溶け出すことはないので安心して使えます。
アルミホイル以外で落し蓋の代用として使えるもの
キッチンペーパー
アルミホイルと同じようにすぐに代用できて、大きさも鍋に合わせて調節できます。真ん中に穴を開けることでアクが取れやすくなります。キッチンペーパーは汁を吸いこんで重くなるので穴を開けなくても具材と密着するので無理に穴を開けなくてもいいでしょう。
皿
平らなお皿もひっくり返して使えば落し蓋代わりになります。陶器のお皿であれば、それなりに重さもあるので落し蓋に最適です。しかし、重すぎると材料をつぶしてしまうので注意しましょう。また、お皿はサイズが決まっているので、鍋にあったお皿を探して使わなくてはいけません。
クッキングシート
クッキーや焼き魚をレンジで調理する時に使うシートで落し蓋も作れます。キッチンペーパーと違って汁を吸わないし破けることがないので、洗って再利用することもでき経済的です。
しかし、洗い残しがあると雑菌が繁殖してしまう可能性が高いので、その都度新しいクッキングシートで落し蓋を作って使うことをします。作り方は、まず鍋の大きさにクッキングシートを切り(四角)、角を丸く切り落とします。必要に応じて穴を開けます。
サランラップ
サランラップも落し蓋の代わりになります。アルミホイルやクッキングシートよりも密着するので落し蓋に適しています。しかし、薄すぎるのですぐに破けてしまうし、形が定まらないのが弱点です。熱い鍋に触れると溶けてしまうのが適していません。