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電池の液漏れの原因と対処法・掃除方法・故障の場合の修理方法

更新日:2020年02月05日

電池の液漏れは自分たちが考えているより危険なものです。しかし実際には漏れている液体がそこまで有害な物質だと知らない人が多いです。もちろん子供が遊ぶ電池で動くおもちゃも対象です。ですので日ごろから定期的に電池をチェックすることが大事です。

電池の液漏れの原因と対処法・掃除方法・故障の場合の修理方法

液漏れの原因はさまざまですが、ではそもそもなぜ液漏れをしてしまうのでしょうか。

電池は電池内部で化学反応を起こすことで電気を起こしています。その時に内部にガスが発生します。ですが正しい使用方法ではガスが外に漏れ出てくることはありません。しかし何らかの原因がきっかけとなりガスが過剰に発生してしまうと電池が破裂してしまわないように容器が開き圧力を外へ逃がす仕組みになっています。

ガスが外へ出る際に一緒に液も漏れてしまいます。これが液漏れになります。内部でガスが異常発生してしまうと電池自らガスを外へ逃がす構造になっています。

液漏れする電池の種類

電池の種類はたくさんありますがほとんどの人が2~3種類程度しかしりません。電池の種類には一番よく目にする円筒形からボタン形、コイン形、パック形、ピン形、ガム形、9V形と意外と認知されていない種類がたくさんあります。

形もそうですが他にもマンガン電池、アルカリ電池、リチウム電池、ボタン電池などの種類もあります。そしてどの種類の電池が液もれするのかですが結論からいうと全ての電池が液漏れする可能性はあります。

特にマンガン電池、アルカリ電池、ボタン電池は液漏れをしていたということをよく聞きます。しかしリチウム電池に関しては乾電池と違い完全に密封されていて、丈夫なつくりになっているので液漏れの可能性は低いです。もし液漏れを起こすような状況なら液漏れではなく破裂や爆発を引き起こすので注意しましょう。

電池の液漏れの掃除方法

電池が液漏れしてしまっていた場合、見てみぬふりをしたくなってしまいます。しかしそのまま放置しておくわけにもいかないので掃除をしなくてはなりません。そして一言で掃除をするといっても液が皮膚に付着しないよう工夫が必要になってきます。

意外と液漏れしてしまった際の掃除方法をほとんどの人が知りません。ですのでどの場面で液漏れを発見しても対応できるようにいくつか状況別掃除方法を紹介します。

リモコン

まずリモコンの中で電池が液漏れしてた場合の掃除方法を紹介します。案外リモコンにセットされた電池から液漏れしているといった経験をしたことがある人はたくさんいるのではないでしょうか。液がそのまま出ている状態のものもあれば液が乾いて白い粉のようなものが付着している場合もあります。

そんなリモコンの電池が液漏れしてしまっているときの掃除方法ですが、液体の場合は食酢を布などにつけて綺麗に拭き取りましょう。その後乾いた布や麺棒などで綺麗にしましょう。
次に乾いてしまっている場合ですが、その場合はかき出した後にティッシュや布で綺麗に乾拭きしましょう。リモコンの金属部分に錆びや腐食がある場合にはそのままにせず紙やすりなどで綺麗にやすっておきましょう。そのまま新しい電池に変えたとしても接触不良などを起こす可能性があります。

腕時計など

腕時計なども使う頻度が減って放置してしまうと中で液漏れをしてしまう可能性があります。そのままで使用するのはとても危険なので腕時計などの掃除方法も紹介します。

ほとんどリモコンの掃除方法と変わりはありません。液体の場合は布や麺棒などを使ってアルコール洗浄をしておきましょう。その後は乾いた布で水分を拭き取りましょう。錆びていたらしっかり錆び取りを行いましょう。

錆び取りの方法と注意点

液漏れをしてしまっている時、同時に機器の金属部分が錆びてしまっている場合が多いです。そんな時錆をそのままにして使用してしまうと電池に関わらず接触不良などトラブルの原因となってしまうのでしっかり錆を落としてから使用するようにしましょう。

錆の落とし方は先ほど紹介した紙やすりで磨く方法です。紙やすりにはたくさん種類がありますがおすすめなのは320程度の耐水性の紙やすりです。この320というのは紙やすりの目の細かさになります。数字が大きいほど粒子が細かくなり、綺麗に仕上がりますが手間がかかります。

錆がそこまでひどくないのであれば粒子の細かいもので問題ありません。やすっていて金属の部分が見えてきたら完了です。しかし錆が酷い場合には粒子の粗いもう少し数字の低い紙やすりを選ぶことをおすすめします。

注意しなければならないことですが、削りすぎてしまうと金属部分が痩せてしまうので様子をみながら行いましょう。

電池の液漏れにより故障したときの修理方法

電池が液漏れをしてしまっていて機器を動かそうとしても動かないといった場合もうなおすことはできないのでしょうか。機器が動かなくなってしまう原因のほとんどがバネ部分の錆です。錆でしたら先ほど紹介した方法で錆を取り除き、最後に鉛筆の芯を擦り込むことで改善できます。

必ずしもこれで動くというわけではありませんが、買い換える前に一度だけでも試してみる価値はあります。紙やすりで削る前の異物を取り除く際にコンタクトスプレーなどを使用するとさらに綺麗に取り除くことができます。

それでも動かないという場合にはその機器を購入した店に持ち込み修理を依頼しましょう。部品を取り寄せたりする場合もあるので購入した店に持っていくことをおすすめします。

電池の液漏れの防止方法

次のページ:電池の液漏れによる粉が手についた場合の処理方法

初回公開日:2018年04月23日

記載されている内容は2018年04月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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