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布団のカビ取り方法・カビの防止対策とは?

更新日:2020年08月28日

布団を見たらカビが生えていたらかなりショックですよね。カビを放置してしまうと健康にも悪影響を引き起こすリスクも高まります。そこで、ここではなぜ布団にカビが生えてしまうのか、自宅でできるカビ取り方法と予防法について紹介します。

布団のカビ取り方法・カビの防止対策とは?

なぜ布団にカビが生えるの?

ちゃんと掃除をしていても、布団にカビが生えてしまうことはあります。特に梅雨時のジメジメした季節は、布団にカビが生えやすいので注意している人も多いでしょう。

そもそもなぜ布団にカビが生えるのかというと、布団がカビが好む環境になっているからです。カビが好むのは、湿度65%以上、温度20〜25℃くらいの環境です。

この辺りになると徐々にカビが発生し始めます。さらに湿度と温度が高くなるとカビにとって布団は非常に居心地が良い環境になるのでカビが生えてしまいます。

カビが好む環境

機密性の高い家は注意

最近の住宅は、昔に比べて機密性が高くなっています。建築技術の発達のおかげで、冷暖房効率がよくなる造りにできるようになったからです。昔の家であれば、冬はすきま風がピューピュー吹き込んで凍えるような環境でしたが、今の家は違います。

冷暖房効率が良くなったのはいいのですが、一方で機密性が高くなると湿気がこもりやすくなります。風の通り道がないので、家を締め切っていれば空気中の水分はずっとそのままです。そのうちに家中が湿気ってきてカビの好む湿度に達してしまいます。

フローリングに直に敷いた布団は要注意

布団の場合、カビが非常に好む環境というのがあります。それはフローリングの上の布団です。人間は寝ている間にコップ1杯(200cc)ほどの汗をかきます。この汗がシーツや布団に吸収されると布団が湿った状態になり湿度が高くなります。

人が寝ているとその体温で温度も高くなるので、カビが好む高い湿度と高い温度の条件を満たしやすくなります。フローリングに直に布団を敷いている人は、カビが好む条件をつくりだしやすくしている可能性が高いです。

さらに髪の毛やホコリなどはカビのエサになります。栄養分をもらったカビはますます繁殖して、布団だけではなくフローリングにまでカビが生えてしまうこともあります。

若者の布団

10代〜20代の若い人は新陳代謝が活発で、夜中にかく汗の量が多いです。特に赤ちゃんは体温が高く、大人以上に大量の汗をかきます。これをそのままにしてしまうと、湿気が多くてカビが生えやすくなってしまいます。

歳をとると体内の水分量が少なく、さらに新陳代謝が低下するのであまり汗をかかなくなります。いわゆる枯れた状態です。高齢者でも汗はかきますが、特に若者の布団は汗による湿気でカビやすいことを覚えておいた方がいいでしょう。

布団のカビの取り方

洗濯

自宅に大型の洗濯機があればいいですが、ない家庭の方が多いでしょう。そこで、布団を洗濯するときに使えるのがお風呂の浴槽です。

浴槽にぬるま湯を入れて布団をつけ、カビのところにカビ落とし用の洗剤をつけます。5分くらいたったらすすぎ、脱水時は足で踏んで絞ります。このときかなり力が必要です。

脱水が終了したらそのまま外で乾かしますが、すぐに移動させようとすると水が垂れる可能性があるので1時間くらい浴槽のふちに置いて脱水した方がいいです。乾燥するまでにはかなり時間がかかるので、時間のあるときに洗濯しましょう。

中性洗剤&重曹水

布団を丸ごと洗うのは現実的ではないです。布団のような大きなものにカビが生えてしまった時には、中性洗剤や重曹水をスプレーして2〜3分経ったらブラシでこすり落とすようにします。中性洗剤だと肌に刺激があるので、健康に配慮するなら健康に害のない重曹水を使った方がいいでしょう。

重曹水は、水:重曹=500cc:大さじ2(30g)を溶かせば作ることができます。重曹は100円ショップでも売っています。カビが取れたら固く絞った清潔な布で洗剤や重曹水を拭き取って落とせばOKです。

酵素系漂白剤

漂白剤には酵素系と塩素系があります。どちらでも布団のカビを落とすことはできますが、布団が色落ちして白くなってしまう可能性があるので、塩素系ではなく酵素系の漂白剤を使うようにします。

真っ白な布団にカビが生えた場合は塩素系でもいいですが、オフホワイトのような色合いの布団なら酵素系の方が安心です。たくさんカビが生えている場合は長時間つけておくようにします。カビが落ちたら普通に洗濯して洗えばいいですが、自宅で丸洗いは難しいです。

キッチンハイター(塩素系漂白剤)

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初回公開日:2017年09月14日

記載されている内容は2017年09月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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