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ファブリーズでダニを退治できるのか・ファブリーズの使い方

更新日:2020年08月28日

誰もが一度はCMや薬局やスーパーで目にしたことのある消臭剤ファブリーズ。最近のものには「除菌」や「ダニ予防」といった謳い文句で売り出されています。では、本当にファブリーズにはダニに対して有効なのでしょうか。今回はそんな疑問にお答えしていきます。

ファブリーズでダニを退治できるのか・ファブリーズの使い方

ファブリーズでダニを退治できるのか

結論から言ってしまえば、それは不可能です。

ファブリーズにはダニを殺虫することのできる成分が含有されていません。そのため、ファブリーズのみで既に発生してしまったダニ退治をしようとするのは意味がありません。

「ダニ予防効果付き」の意味

では、ファブリーズのラベルや説明欄に書いてある「ダニ予防効果付き」の表記は詐欺なのではないか、とおっしゃる方もいるでしょうが、そういうわけではありません。

ファブリーズには、きちんとダニ予防の効果がついています。「予防」とは「あらかじめ防いでおく」といったニュアンスをもつ言葉であり、撃退効果を示すものではないからです。

ダニを撃退したいのであれば、「ダニ撃退」や「ダニが消える」などの表記のされた別のスプレーなどを使用して排除しましょう。

ファブリーズがダニの予防に役立つ理由

ただ、ダニを一時的に撃退しても、ダニが繁殖する温床があっては、すぐにダニは復活してしまいます。そこで、滅菌効果付きのファブリーズに出番が回ってきます。

ダニはお布団などに付着している小さなカビなどを餌に生息しています。そんな小さなカビなどをファブリーズは滅菌消毒できる成分が含まれています。結果として、餌のなくなったダニは繁殖できなくなり、ファブリーズを使用した対象からはダニが消えていくといった仕組みになっています。

あくまで継続して使用することが前提になりますが、ファブリーズはこのように使用することで、お布団やお召し物などを清潔に「維持する」ことに長けた薬品だとご理解してください。

最初にダニを駆除するスプレーを使ってしまえば、あとはファブリーズを継続して使用するだけで甚大な効果をもたらしてくれます。

適材適所を理解して、正しく除菌スプレー・殺虫スプレーを使い分けましょう。

場所別ダニを退治するファブリーズの使い方

先述のように、ファブリーズにはダニを撃退する効果はありません。なので、ここではファブリーズを使用した正しい予防方法に加えて、正しい家具類のケアの方法についてご説明していきます。

ベッド

まず、前提としてマットレスに直接シーツを敷くのは避けましょう。

人は寝ている最中にもたっぷりと寝汗をかくので、シーツをマットレスの上に直接敷くと、シーツの上からマットレスへと汗が染みていってしまい、年月の経過と共にカビがたっぷりと発生する温床がマットレスにできてしまうからです。

必ずベッドパッドを上に敷き、その上にシーツを重ねるように心がけましょう。

ファブリーズは、シーツを取り換える際にベッドパッドに吹きかける程度でOKです。ただし、継続してするようにしましょう。

ぬいぐるみ

ぬいぐるみは子供の宝物です。人によってはベッドまで持ち込んで一緒に寝る子もいるでしょう。

しかし、ぬいぐるみはアレルゲン物質の宝庫であり、ぜんそくやアトピーの原因ともなります。しっかりと汚れを落としていきましょう。

まず、洗濯が可能なものはタグの形式にそった形で洗濯をしましょう。この際は、手洗が望ましいです。また、もしも特殊なぬいぐるみであれば、クリーニングなどの専門のお店に頼みましょう。

普段のお子様の手にないときは、ダニ吸引シートを使用します。スプレーなどは表面上のダニにしか効果がないので、あまりしません。普段おいておく場所をシートの上などにするだけで前々違います。

最後に、毎日ファブリーズを忘れずに使いましょう。大事なお子様の気持ちと健康を守るためにも、ぬいぐるみのケアはしっかりとしましょう。

ソファ

次にリビングの必需品ソファのケアについて紹介します。

ソファにはダニの餌となるフケやフケの付着した髪の毛で溢れかえっています。まずはこれらを排除するために掃除機を掛けましょう。隙間などにはアタッチメントを外すなどして徹底的に掃除します。布団用のアタッチメントがあれば、なおよいでしょう。

また、ダニはあらゆる場所に潜んでいるので、できればソファの側面や裏側もきちんと掃除できるとなおよいです。

次に、可能であれば洗濯することが望ましいですが、できないなら仕方ないのでダニスプレーと日干しで我慢しましょう。

仕上げにファブリーズをかけて、掃除完了です。

布団

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初回公開日:2017年12月23日

記載されている内容は2017年12月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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