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ブーツの手入れ方法|頻度/オイル/ブラシ・素材別の手入れのコツ

更新日:2020年08月28日

革、スエード、ムートン、ラバー…ブーツには様々な種類がありますが、それぞれ適切な手入れの方法があります。しっかり手入れを行えば長く履けますが、手入れを行わないと、すぐに製品の寿命が来てしまいます。今回は素材やブランド別に手入れ方法をお伝えします。

ブーツの手入れ方法|頻度/オイル/ブラシ・素材別の手入れのコツ

シーズン前にしっかり予習!色々なブーツの手入れ方法

どのくらいの頻度で手入れをするか

ブーツのような革製品は、定期的に手入れをしなければ傷んでしまうため、製品の寿命が早まってしまいます。せっかく手に入れたブーツですから、適切に手入れをして長く使いたいものです。

ブーツの手入れは「2週間〜1ヶ月に1回」行ってください。それに限らず、汚れが目立ってきた場合や、急な雨で濡れてしまった場合は、その都度手入れをした方が良いでしょう。

基本中の基本!ブラッシングで汚れ取り

スプレーがけなどの手入れの際には必ずブラッシングを行い、汚れを取り除きます。汚れが残っている状態でスプレーをかけたり、オイルを馴染ませようとすると、革に傷がつくためです。

まずはブラッシングの前に、紐があるブーツは紐を取っておきましょう。紐を取ったら、シューズショップに売っている「馬毛ブラシ」で撫でるようにブラシをかけていきます。見えない埃が必ず隠れていますので、隅々まで念入りにブラッシングしましょう。目安ではありますが、片足10分は使ってブラッシングしたいです。アッパーとソールの間など、狭くてブラシが入りにくい場所は、使い古した歯ブラシを使うと汚れが取りやすいです。

シューズショップに行ってブラシを選ぼうとすると、「馬毛ブラシ」と「豚毛ブラシ」、さらには「化繊ブラシ」もあったり、ブラシひとつとっても種類が様々あることに気付くでしょう。どれを選べば良いかご存知でしょうか。

正解は「馬毛ブラシ」です。馬毛は毛が細くしなやかで、主にホコリ取りの用途で用いられるものです。手入れの際には「馬毛ブラシ」を選んでおけば間違いありません。では、豚毛や化繊はどういった用途で用いられるのでしょうか。

これらのブラシは馬毛のものと比較して毛先が固くなっており、主にツヤ出しの用途で用いられます。手入れの仕上げに使うようなイメージです。毛先の固い豚毛や化繊でホコリ取りもできなくはありませんが、傷がつきやすいため、ブラシを選ぶ際にはしっかりと確認するようにしましょう。

革製品の必需品!オイルを馴染ませる

ブラッシングが終わったら、革に栄養を染み込ませるため、オイルを馴染ませましょう。オイルは様々な種類が市販されていますが、まずはシューリペアグッズの老舗である「コロンブス」のミンクオイルを使ってみてください。

蓋を開けたら、乾いた布でオイルを適量取ります。取ったオイルを布に馴染ませたら、優しくブーツを拭き上げていきます。塗り残しなどないように、隅々まで丁寧に馴染ませていきます。レースホール金具の噛み合わせ部分やステッチの部分など細かい箇所には、指でオイルを取って直接塗り込んでいきます。もちろん傷などつけないように、丁寧に行ってください。

お馴染みのワセリンで応急手入れも!

お子様のいる家庭には大抵あるあのワセリンも、ブーツの手入れに一役買うことができることをご存知でしょうか。経年により固くなった革にワセリンを馴染ませると、水分が補給されて、革が柔らかくなります。保管している間に固くなってしまったブーツは、ワセリンを馴染ませることで履けるようになります。

ただし正確に言うと、ワセリンの効果はあくまで「革を応急的に補修し、柔らかくする」程度に留まります。ミンクオイルと同様に用いることができると言うわけではありません。靴用のミンクオイルには革に必要な栄養成分が含まれていますが、ワセリンにはそれがありません。従ってワセリンのみを用いてブーツを手入れするのでは足りないと言うことなのです。家にミンクオイルがある場合には、そちらを使った方が良いでしょう。

型崩れ、カビ予防に効果的!保管方法

シーズン中以外は、保管にも気を配ってください。いざ履こうと引っ張り出してみたら、アッパーにカビが生えている、と言うことがないようにしましょう。

まずは保管の前に、先述のようにブラッシングをして細かい汚れを取り除きます。その後、オイルを馴染ませたら準備完了です。次に、靴内部に除菌消臭スプレーをかけます。靴の中は何も手入れをしないと雑菌だらけですので、このまま保管してしまうと中で菌が大繁殖し、革の寿命を縮めてしまいます。

ここまで完了したら、あとは保管スペースと相談で、保管方法を決めましょう。スペースが限られている場合には、購入当初の箱に収納するのが良いでしょう。その際、ブーツキーパーでブーツの形を整えることと、除湿剤を箱の中に入れておくことを忘れずに。

スペースに余裕がある場合には、立てて置いておくのも問題ありません。ただし、可能な限り多湿の場所を避けることと、ブーツキーパーと除湿剤を使うことを心がけましょう。

素材別にチェック!ブーツの手入れのコツ

一般的な革ブーツの場合の手入れ

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初回公開日:2017年10月11日

記載されている内容は2017年10月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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