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レンズのカビの落とし方|レンズの種類による対処法・症状

更新日:2020年08月28日

お気に入りのレンズにカビがはえたらショックです。特に梅雨時期は注意が必要です。しかし、早めに対処すればカビが撃退できるでしょう。そこで、レンズ別カビの対処法や、保管方法などをご紹介していきます。ぜひご覧ください。

レンズのカビの落とし方|レンズの種類による対処法・症状

レンズのカビの落とし方

見付け方

レンズに付いたカビや埃を見つけるのになのは、レンズを通して懐中電灯の電球を覗き込むことです。あまり明るすぎる光ではなく、電池が少し消耗して少し暗くなった程度のものが一番いいでしょう。もし懐中電灯が無い方は、フィラメントが見える白熱電灯でも同じですので試してみてください。

カビや埃はもちろんのこと、角度によってはレンズの拭き傷やバルサムの劣化による曇りなどもわかるので、掃除の時もよりきれいにできます。カメラの場合、一面にカビが生えてしまったものは写真を撮ったとき影響が出ますが、ぽつぽつと小さなカビが点在する程度なら気にすることはありません。

湿気が大敵なのでこれ以上カビが増えないように、レンズを乾燥したところに保存することが大事です。よく見ても分らないのなら問題ないでしょう。

移り

レンズにカビを発見した場合、他のものに移らないか気がかりです。レンズの内部にカビが発生した場合、カビの胞子は何の対流もないレンズ内から外部へは飛びださないと考えられています。まず、服や鞄などに移るということはないでしょう。

カビキラー

カビはレンズに付着すると、菌糸が根付いてしまい完全に取り除けないです。しかし、カビキラーなどで拭き取ると、見た目はほとんど目立たなくなるでしょう。ティッシュや布の切れ端に染み込ませて満遍なく優しく拭いたあと、水拭きしてから綺麗にふき取ります。ほとんどのレンズにこの方法は有効です。

もしもこれで除去出来ない場合は、原因はカビではなくコーティングの劣化がほとんどです。

修理料金

レンズにカビがはえてしまい修理に出す場合は、修理価格の相場は修理するカメラやレンズの年式によっても大きく変化していくことを頭においておきましょう。カメラレンズは古いものであればあるほど、部品が手配しづらいです。

また、部品交換するということになれば、場合によっては高額のカメラレンズを新たに手に入れる必要性があることもあるので、事前に見積もりをだしてもらうことをします。

アルコール

アルコールを使ってレンズのカビを取りたいときは、綿棒などを使って少量ずつ落としていきましょう。注意すべきなのは、消毒用アルコールは少量の蒸留水を含むので無水アルコールを使用するようにしましょう。

オキシドール

オキシドールもカビ取りによく使われます。湿らせたコットン等にオキシドールを付け、レンズに付いたカビ面を清掃します。その後レンズをコットンで乾拭きし、無水エタノールを少量湿らせたコットンでガラス面を清掃し、仕上げにコットンで乾拭きをします。この方法でレンズのガラスの表面に乗っている程度の軽微なカビならば跡形もなく落ちます。

コーティングやガラスの内部に侵食しているような重度のカビは落ちませんので修理に出した方が良いでしょう。

エタノール

通常、レンズ清掃に使うアルコールは無水エタノールです。エタノールは、水と油の両方の性質を持つのでレンズのカビ以外にも水溶性の汚れにも油性の汚れにも効果があります。特に油性の汚れには効果抜群です。水の沸点が100℃に対してエタノールは78℃なので、乾きが早く拭き残りも少ないです。蒸発してしまえばレンズには何も残らないという長所もあります。

無水エタノールは引火性物質なので、取り扱いに注意が必要であったり、携帯性に難があるといった欠点もあります。もちろん、航空機への持ち込みは出来ませんので注意してください。

中性洗剤

中性洗剤もカビ落としの強い味方です。カビの除去をしたいレンズを取り外したら、綿棒に中性洗剤をつけてレンズに塗りこみます。もしレンズ1枚1枚にまで分解できるようであれば、お湯などをつかって隅々まで洗い流してきれいにするといいでしょう。

レンズの種類によるカビの対処法は?

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初回公開日:2017年09月25日

記載されている内容は2017年09月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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