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エタノールを使ってカビを死滅させる方法|窓/畳/靴/木材

更新日:2020年08月28日

カビが私たちの体に良くないことは当然なのですが、カビが発生してしまってもどうしたらいいのか?と悩む人も少なくありません。今回は、カビが生えてしまった時にカビを死滅してくれる作用があるエタノールでのカビの殺菌方法と予防方法を紹介します。

エタノールを使ってカビを死滅させる方法|窓/畳/靴/木材

カビを死滅させる効果があるエタノールって何?

エタノールという言葉を聞いことがある人は多いです。エタノールは、デンプンや蜂蜜をアルコールで発酵させたり、化学合成させて作られます。

エタノールは、カビタンパク質を分解する働きがあるので、カビの除去に最適なグッズで簡単に手に入れることができます。ドラッグストアーなどで販売されているエタノールは2種類あり、99%がエタノールの「無水エタノール」と80%に薄めた「消毒用エタノール」があります。

無水エタノールは、読んで字のごとく水を全く使用していないエタノールで、殺菌効果がありません。カビ掃除の効果があるのは、80%に薄めた消毒用エタノールになります。無水エタノールも水に薄めることで殺菌効果は得られますが、掃除に使うのなら初めから水で薄めている消毒用エタノールの方が、簡単に使えるのでです。

家の中のカビをエタノールで全滅させる方法

カビタンパク質を分解する作用のある消毒用エタノールを使って、家に発生しているカビを死滅させる方法を紹介しますので、参考にしてください。

梅雨時期や外との温度差で窓に結露ができてカビが発生してしまうケースは多いです。窓に発生したカビはカビ菌が根まで浸食しにくので、中性洗剤と水を含ませた雑巾で拭き、乾いた雑巾で2度拭きしてください。

それでもカビが取れない場合は、重層小さじ1杯と水100mを混ぜスプレーボトルに入れて吹き付け、キッチンペーパーなどを張り付けて15分程放置したら取り、その後はl乾いた雑巾で拭き乾燥させたら終了です。

窓枠

窓にできてしまったカビは案外簡単に取れるのですが、問題なのが窓枠部分です。窓枠にはゴムパッキンが付いていて、その部分にカビが付く場合が多いです。ゴムパッキンは、カビが浸食しにくい窓と違いカビの根が付きやすい場所です。カビを見つけた時は、速めに死滅させなければカビの根が深くなり取れにくくなります。

では、窓枠のカビの落とし方を説明します。カビを掃除する場合は、初めにゴムパッキンの汚れをしっかり落とした後でカビ菌を死滅させます。スプレー式の住宅用の中性洗剤をゴムパッキンに吹き付け5分程放置し、濡れ雑巾で汚れを取ります。これでカビが取れていない場合は、カビ取り剤を使用します。

水に濡らしたキッチンぺーパーを絞って窓とゴムパッキンにかかるように貼り付けます。そして上からカビ取り剤を吹き付けます。そのまま15分程放置します。15分後にキッチンペーパーを取り濡れ雑巾でしっかりカビを除去します。乾いたのを確認したら最後にカビ菌を死滅させるために、消毒用エタノールを吹き付けたら終了です。

畳は、フローリングと違い素足で歩くのが多いです。そんな畳にカビが生えてしまっていたら大変です。見つけたらすぐに除去し死滅させるようにしましょう。

やり方は、消毒用エタノールをスプレー式のボトルに入れ、畳のカビが発生している部分に吹き付けます。そして、吹き付けた畳部分を歯ブラシで優しく擦ります。この時に注意するのが力加減です。あまり強く擦ってしまうとカビを畳みの奥に押し込んでしまうので優しく擦ってください。

カビが畳から除去できたら掃除機で細かい部分まで吸い取ります。そして、もう一度消毒用エタノールをスプレーし乾いた布で拭いたら終了です。

お風呂場・洗面所

お風呂場や洗面所は、カビが大好きな環境なので大量に繁殖してしまいます。赤カビを見つけた時に死滅させておくと厄介な黒カビも繁殖しにくくなります。赤カビを見つけた場合は、消毒用エタノールを直接赤カビに吹き付けます。そして、数分放置しスポンジで洗い流すと取れます。

この赤カビを放置してしまうと、カビ取り剤を使用しないと落ちない黒カビが現れるので、1週間に1回くらいのペースで、赤カビが生えそうな部分に消毒用スプレーを吹き付けておくとカビ予防に繋がります。

クローゼット

クローゼットでカビを見つけた場合は、服や荷物にもカビが付いている恐れがあるので、全ての荷物を外に出します。そして、消毒用エタノールをスプレー式のボトルに移し替え、直接カビの部分に吹き付けます。しっかり染みこむようにタップリ吹き付けて湿らせるのがポイントです。そして、濡れ雑巾で拭きとり再びエタノールを吹き付け、そのまま乾かしたら終了です。

カビ部分が取れない場合は、カビ取り剤を使用しても良いのですが、材質によっては色が変わる恐れもあるので、まずは壁の目立たない部分で試してから使用するようにしましょう。

砂壁

部屋の壁の砂壁にカビができてし待った場合は、残念ですが市販で販売されている漂白剤でも完全に落とすことはできません。砂壁は、強く擦ってしまうことで砂が剥がれてしまいますし、漂白剤やカビ取り剤を使用してしまうと脱色してしまうことになるので、砂壁自体の色が変色をしてしまいます。

しかし、カビは胞子を飛び散らかすので、健康上良くないのでそのまま放置しておくわけにもいきません。そんな時になのが消毒用エタノールです。エタノールには、殺菌作用がある上にアルコールなので乾きやすいので砂壁に最適です。

やり方は、消毒用エタノールをスプレーボトルに移し替えてカビが発生している部分に吹き付けるだけです。砂壁は、呼吸をする素材でできているので、拭き取る必要がないので簡単にカビを根こそぎ死滅させることができます。ただ、エタノールには漂白の作用がないので黒く残ってしまいますが、カビ自体は死滅してしまうので健康上は有効です。

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初回公開日:2017年11月08日

記載されている内容は2017年11月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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