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教育方針の書き方と例|幼稚園/小学校/中学校/高校

更新日:2020年10月09日

あなたの家庭の教育方針とはなんでしょうか。最近では、幼稚園、小学校、中学や高校でも多くの方が問われる質問です。今回は、意識していないこともないけれど、実際聞かれるとなんと答えたらいいか悩む教育方針について、詳しくご紹介します。

教育方針の書き方と例|幼稚園/小学校/中学校/高校

平成18年に、約60年ぶりに教育基本法が見直され、改正となりました。ここで、新しい近年の子どもに合った教育の基本理念が示されました。その後、2年かけて決められた教育振興基本計画は、教育基本法に基づいて平成20年に策定されました。

この内容は、今後10年間を通してめざすべき教育のあるべき姿を示し、今後5年間の間に取り組むべき施策を推進することが書かれています。これらの取り決めから、地方公共団体は国の計画を参考に、それぞれの地域に応じた教育施策に関する基本計画を定めるよう努めることになりました。

つまり、約60年ぶりに見直された教育の基本方針は近年には合っていないため、2年かけて内容を変更しました。できあがった内容は、10年後の目標像と、目標を達成するための約5年間のうちにすべき課題ですが、日本では地域によって多くの差があります。

この差は、今後の教育に響くため、いっそ地域ごとで国と同じく教育の基本方針について見直し、最終的には国の掲げる目標につながるようにしてほしいという内容です。

ただし、これらは原則強制ではありません。そのため発表されていないところもありますが、推進はされてますので、今後この教育方針を発表する地方公共団体は増えていくでしょう。

大阪府大阪市

大阪市では、今後10年間でめざすべき目標に、「未来に向けてたくましく生きるなにわっ子の育成」「パートナーシップに基づく自律と協働の生涯学習社会づくりの推進」の2つを掲げています。また、この目標に向けての対策や教育実践を進めるために、教育に携わる全ての人が共有すべき考え方として「”えぇとこ”のばそ 大阪の教育」を掲げています。

「”えぇとこ”のばそ」には、大阪で学び育つ子どもたちの、ええとこの育成や、大阪に暮らし活動する人々のええとこを繋げること、さらに、これらを通して大阪はええとこやとみんなが誇りを持って言える街に繋げていくという思いが込められています。

埼玉

埼玉県では、生きる力を育て、絆を深める埼玉教育を基本理念としています。この理念を踏まえ、施策を実施するにあたっては、子どもを認めながら、鍛えて育むことや、一人一人の学びと夢を応援すること、県民の教育力を結集することを重視して取り組んでおられます。

なお、今後も着実にやり抜くべき埼玉県独自の施策として、「教育に関する3つの達成目標、埼玉の子ども70万人体験活動、学校応援団」の3点を推進しています。

いずれも、今後の自発的な活動や意欲、そしてこのやる気を引っ張る体制を重要視して取り組んでおられます。

思いやりに関する教育方針例

家庭の教育方針を問われた際の答えとして、「あいさつができる子」「善悪のわかる子」「思いやりのある子」といった内容が多いでしょう。回答としては一般的であるため、よく追質問され、具体例を述べることになります。

あいさつができる子や、善悪のわかる子の具体例は、比較的答えやすいでしょう。しかし、思いやりのある子はどうでしょうか。まだ幼い場合や、相手への気遣いが苦手な子も多く、事実なかなかうまくはいっていないケースも多いでしょう。

そんな方のために、今回は思いやりに関する教育方針の具体例を2つ紹介します。

友達への思いやり

周囲の人への思いやりを含む、コミュニケーション能力を高めるためには、単純に友達と接する機会を多くしていく以外にはありません。面接で嘘をついても必ずバレますので、子どもが周囲への思いやりがまだ未熟だと感じた場合には、今後も引き続き教育していくことを告げましょう。

子どもが思いやりをもって行動していると感じたことがある方は、その場面や頑張っていたことを答えましょう。いずれの場合も、現在頑張っていることとして例えば公園や児童館へよく行くようにしている、集団で遊ばせるようにしているなど親子で頑張っている内容を簡潔に答えましょう。

物への思いやり

思いやりとは、人やペットなど生き物相手だけではありません。特に幼児の場合は、身近なおもちゃなどへの行動にも思いやりを感じることができるでしょう。

例えば、3歳頃にもなると会話をすることができるといわれているため、人形へ体調の様子を聞いてみたり、寒いからとタオルをかけたりと子どもは自由な発想で行動します。思いやりのある子は、この自由な行動に優しさを垣間見ることができるでしょう。

むしろ乱雑に扱っているという場合には、子どもに教えながら思いやりのある行動ができるようがんばりましょう。

教育方針はとっても大切なもの

子どもの教育方針とは、これからのどうなるかわからない未来を、どう生きてほしいのかという親の希望です。あくまでも希望のため、実際にうまくいくとは限りません。むしろうまくいかない場合がほとんどでしょう。

そのため、どのような環境下で子どもが生活するにせよ、教育方針を軸に子どもの成長を見届けましょう。軸さえぶれなければ、うまくいかないことが重なっても、必ずまた前進してくれるでしょう。

初回公開日:2017年10月31日

記載されている内容は2017年10月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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